あまりにも重たい言葉

先日あるサイトで自分たちが使っていない「スマートフォンをお譲りします」とお知らせさせていただきました。
本日名義変更の手続きが済んだのですが、その方のお言葉があまりにも重いものだった。
「復興したら、ぜひ福島の地を訪れさせてくださいね」という私の言葉に対して、


原発からは30キロ以上離れていますが、地盤沈下や今後も堆積していくであろう放射能のことを考えると元の土地に戻ることは自分の代では無理であろうと考えています」と。


こんな大変な思いを持って住み慣れた土地を離れて東京にいらっしゃったのかと思うと、自分に一体何が出来るのかと改めて考えざるを得なかった。


東京に住む者の一人として、電気という便利さの陰でこんなに大変な思いをしていらっしゃる方がいらっしゃるというのは筆紙に尽くし難い。


せめて少しでもお役に立てることがあればと思わずにはいられなかった。
そして、そういう方々に平安が訪れることを祈らずにはいられなかった。