途中で休息を入れないと

なんかなあ、ちょっと正確ではない報道がなされているようで釈然としない。
手話通訳者の「基本の姿勢は中腰」ですか。そうですか。
それはお疲れになりますね。(^^;
「人の話を無意識のうちに頭の中で手話に変換するほどのめりこんだ」
不躾ながら辛口ですが、それは手話を始めて間もない方がやりがちなことですね。
音声言語は音声言語、手話は手話というふうに頭を切り替えるのがスタンダードというのか、聞こえない方がいらっしゃらない場所ではまずそういうことはやりませんねぇ。
私が知っている範囲の手話通訳者の中では、そんなことをしているといったような話は聞いたことがありません。
病気になった方に限って、発症する前にそういうことを盛んにしていたという特徴がありますね。
音声言語を使う際は、音声言語で考え、手話を使う場面では手話で考える。
通訳の場合は、その両方を使う。ということは確かにやりますが…。
手話通訳者として昼間働いているのに、わざわざ24時間手話漬けですか。
「仕事以外の場でも仕事のことばかり考えていたらうつ病にでもなりそうだ」と思います。
良くも悪くも福祉畑ってなぜこういう仕事と私生活の区別が出来ない方が多いのでしょう。(あえて多いという言葉を使わせていただきました。手話依存症みたいな、共依存みたいな感じの方が少なからずいらっしゃって、この手話をコミュニケーション言語とする方に通訳を出来るのは自分しかいないんだみたいな捉え方をしていらっしゃる方が少なくないと思います。他の方でも立派に手話通訳出来る方は多いですが。)
ネイティブの手話を使う方がいらっしゃる場面でも、どなたかに「手話を教えてください」と私はちょこちょこ言われますが、一切お断りしています。
まず自分の手話レベルがあまりにも低いこと←これは自分でもつくづく痛感します。そんな私に何か出来るでしょうか。
ちょこちょこ「○○さんは手話うまいですね」と言われますが、そうでないことは自分で痛いほどわかります。
またせっかく手話に関してはネイティブの方がいらっしゃるのであれば、その方と会話をしつつ学習しないのでしょうか。と考えるからです。
もちろんその方にネイティブの方とお話をしたい、手話を教わりたいと思った時に通訳をしないわけではありません。
出来るだけご本人同士でお話をしていただいて、どうしても通じない時にだけそれとなく手話を示すなどのお手伝いはさせていただきはしておりますが。
ソースはサンケイ新聞さまの報道からなのですが、どこまで正確な報道がなされているのか相当疑問ですね。