新宿ホームレス生活保護裁判

2009年2月20日(金)11:30〜 第三回口頭弁論が、東京地裁103号法廷で行われました。
103号法廷というのをご存知の方は、既におわかりの通り東京地裁で一番大きい法廷。
前回、前々回の法廷には入っていないので、わからないのですが、


今回は、傍聴席数103席を誇る傍聴席がほぼ満員御礼状態。
いろいろな思いの方が出席しておられたのではと思います。
前回は55人程度の法廷使用ということで、傍聴席が足らず。
今回の大法廷使用ということにあいなったようでした。


要旨は、ホームレス(野宿生活者)は生活保護を受けられないのかということです。


みなさま新聞やテレビ等でご存知の「年越し派遣村
主催者の予想をはるかに上回る方々が集まられた。
それで、千代田区などに「生活保護申請」をして、アパートを借りたりして現在生活の再建に奮闘しておられる状況。
中には「遠方から歩いて来ました」、「遠方から自転車で来ました」という方もいらっしゃった状況。


そして、この時にではないようですが、今回原告になっておられる方も別の区で「生活保護申請」をしたところ、即日保護開始。


いかに新宿区が異常な体制かということかと思います。


ひさーしぶりに裁判傍聴をして、ずいぶんエンパワー(エンパワーメント)されて帰宅した次第。
特に、口頭弁論終了後の「報告集会」では、弁護団長 宇都宮健児弁護士の報告に。
また、多くの支援者のご挨拶に。


改めて思ったことは、私は裁判闘争が好きなんだということ。
私が経験した最初の裁判は、ある聴覚障害者に対するある企業による不当解雇裁判。
もうずいぶん前ですが、傍聴席にも手話通訳を付けて傍聴人にも情報保障をして。
というのを初めて拝見させていただいた。


そして、先日勝訴した「国立循環器病センター(大阪府吹田市)」の看護師の過労死裁判。
これに関しては、私は賛同しただけで、傍聴は遠距離という事もあり、一切出来なかった。


3月末には、派遣社員を中心とする働く人々が大量解雇されるかも知れない状況。
また、第二、第三の悲劇が起きないとも限らない。


最後の砦、セイフティーネットである「生活保護」がきちんと機能することを願んでやみません。


公式ホームページは、「新宿生活保護裁判を支える会ブログ」
http://ameblo.jp/shinjukuseihosaiban/


第四回口頭弁論は、5月12日(火)11:30〜 同じく東京地裁1階103号法廷にて。
ご興味のある方は、ぜひ傍聴よろしくお願い致します。<(_ _)>